男性型脱毛症(AGA)の治療薬であるプロペシアですが、健康保険は使えず全額が自己負担になるということはある程度知られているとは思いますが、医療費控除の対象になるのでしょうか。というか、この2つ、健康保険が使えるのかどうかということと、医療費控除の対象になるのかどうかということの違いからしてよく分からないという人が多いでしょうから、まずそのあたりから説明しましょう。

医薬品について、健康保険が使えるのかどうかというのは、結局のところはその医薬品が薬価基準に収載されているかどうかによるのですが、これはあくまで結果論であって、どういう医薬品であれば薬価基準に収載されるのかを説明しないことには始まらないでしょう。どんな医薬品であっても、臨床試験が行われた後には厚生労働省に承認申請が行われますが、承認後、その医薬品が薬価基準に載せられるかどうかが決まります。言い換えれば、承認されるかどうかということと、薬価基準に収載されるかどうかということは別の問題であって、その薬が健康保険という財政を使ってまでも医薬品として使ってもらうだけの意味があるかどうかということで判断されます。つまり、たとえそれなりに効き目のある薬であっても、そもそももとの病気が病気というようなものではないとか、現在の医療環境などを考えた場合に、わざわざ保険財政を圧迫してまで治療が必要なものとは考えられないといった場合には、その薬は薬価収載されず、従って使用する場合には健康保険が適用されずに全額が自己負担になります。プロペシアはそういう薬の一つです。一方で、医療費控除の対象になるのかならないのかは、厳密にはこの薬価基準収載とは別の話です。薬価基準に収載するかどうかを決めるのは厚生労働省の管轄ですし、医療費の控除の対象になるかどうかを決めるのは国税庁の管轄です。言っては悪いですが日本の行政ははっきり言って縦割りであり、縄張り意識もまだまだ抜け切れていませんので、この2つを統合しようとか、完全に一致させないのは何かおかしいし国民にとっても分かりにくいので何とかしなければならないなどという話は聞いたことがありません。ただ、実際にはこの2つは対象となるものが似ていることは事実です。そのために混乱が生じていたり、この2つは基本的には同じものであるという考え方が広まっていることも事実かもしれません。しかし実際には上にも書いたようにこの2つは別々の省庁が管轄している別々の事項です。一本化してしまえば、どちらか一方の省庁で何が対象に当てはまるかを判断している職員は失業もので、仮にも国家公務員を失業させるようなことができるはずはないのです。

医療費の控除対象になるかどうかについては、国税庁のホームページにある程度の指針が記載されており、医師による診療費又は治療費や、治療又は療養に必要な医薬品の購入費がその対象になるとされています。
プロペシアは、この指針を普通に読む限りは対象に当てはまると考えられます。男性型脱毛症(AGA)に対する治療薬というのは、あくまでも健康保険を適用させるほどに、逼迫している保険財政をこれ以上圧迫させるほどの薬ではないと厚生労働省が考えているだけであって、厚生労働省に承認された医薬品であることには違いはなく、その医薬品を利用することが適切であると医師によって診察、診療を受けた上で治療を行っていることには違いはないからです。ですから、普通に考える限りは医師による診療費又は治療費に含まれてくると考えられます。ですから、堂々と医療費として控除申告をして下さい。もちろん、申告するためには領収書が必要ですから、医療機関からもらった領収書は捨てないきちんと保管しておく必要があります。

プロペシアとは、今の日本国内で男性型脱毛症(AGA)に最も効くといわれる有効成分である「フィナステリド」を含んでいる内服薬の名称で、日本でも育毛剤はたくさんの種類が製造・発売されていますが、内服薬として男性型脱毛症(AGA)に効果があると厚生労働省に認められているのは、現在この「フィナステリド」という成分だけになっています。フィナステリドはもともとは、前立腺系の病気の治療のために用いられていましたが、前立腺系の病気の臨床試験を繰り返しているうちに、多くの前立腺系の病気を持っている男性患者に発毛効果があることがわかってきたので、前立腺治療薬と平行して育毛剤の効果も検証することになり、結果男性型脱毛症(AGA)に非常に効果があることがわかったのです。MSD株式会社が製造販売するプロペシアのジェネリック医薬品であるフィナステリド錠を製造・販売しているのはファイザー社になります。
ジェネリック医薬品とは、後発医薬品とも呼ばれ、特許期間満了後に他の製薬会社が、同じ有効成分で同じ効果効能で、厚生労働省から製造販売の承認を得て発売する医薬品のことをいいます。ファイザー社がジェネリック医薬品として日本の厚生労働省から製造・販売認定を受けている男性型脱毛症(AGA)薬の商品名は、フィナステリド錠0.2mg「ファイザー」とフィナステリド錠1mg「ファイザー」の2種類になっており、錠剤の形や見た目は先発品であるプロペシアと限りなく同じ丸型でベージュ色、飲み方も一緒で水で服用できるため、ジェネリックといえどもプロペシアと違和感なく同じ要領で使用することができるでしょう。
先発品のプロペシアとはほとんど変わりはありませんが、フィナステリド錠1mg「ファイザー」のおもな特徴や特性をあえて挙げるとすると、間違って投与されてしまったり間違って飲んでしまうことを防ぐために読みやすいフォントが使用されている点で、薬の入っている箱やPTPシートには視力が低くても一般的な書体よりも読みやすい「つたわるフォント」というものを採用しています。
この「つたわるフォント」とは、株式会社タイプバンクと博報堂と慶應義塾大学が共同で開発したフォントであり、視力に障害のある人や高齢者でも、しっかりとその薬の情報が伝わることを目的として開発されており、いわゆるユニバーサルデザイン(障害の有無や性別、年齢、能力、文化、国籍などにとらわれずにどのような立場の人でも公平に利用することのできる製品の設計)のフォントということになります。
フィナステリド錠はフィナステリド錠0.2mg「ファイザー」とフィナステリド錠1mg「ファイザー」の2つの規格があることは先ほど説明しましたが、薬剤の入っている箱には、規格の選択ミスなどを防ぐ工夫がされており、薬剤の入った箱にさらに上の規格がある場合は、規格表示数の▲マークを表示、規格表示数よりもさらに下の規格がある場合には▼マークを表示、容量の規格が一種類しかない場合は▲▼というマークを表示し、薬剤の規格の選択ミスなどを防ぐように工夫されているのです。PTPシートも識別製を向上させることを目的に工夫を施しており、先発品のプロペシアと同様にPTPシートは1シートに14錠となっていて、この14錠を1錠ずつ切り離したとしても1錠ずるに薬品の名前と規格や容量が識別できるように印刷されており、薬剤そのものにも識別コードの刻印が施されています。改ざんや偽造を防止するために、箱にマイクロ文字(復元やコピーが出来ないように小さい文字が「PFIZERPFIZERPFIZERPFIZER」)が印字してあります。

現在全国で1260万人の男性が悩んでいると言われているのが男性型脱毛症(AGA,Androgenetic Alopecia)と呼ばれる薄毛・脱毛で、思春期以降に脱毛が始まること、前頭部と頭頂部のどちらか一方または双方から脱毛が進行していくこと、髪の毛が細く短くなるミニチュア化を起こすことなどが特徴で、日本皮膚科学会が出している男性型脱毛症診療ガイドラインではプロペシアとミノキシジルという薬を使用して治療することが強く勧められていますが、この二種類の薬はどちらがどのように違い、どのように使い分けるべきなのでしょうか? 男性型脱毛症のメカニズムや、男性型脱毛症診療ガイドラインについて、二つの薬の作用・効果などを解説していきます。

 

 

まず男性型脱毛症が起こるメカニズムですが、ひげや筋肉、男性器の成長や形成などに深いかかわりのある男性ホルモン・テストステロンが5αリダクターゼという酵素によってジヒドロテストステロン(DHT)に変わってしまい、このDHTが毛乳頭細胞に作用することで毛髪のヘアサイクルの成長期が非常に短くなり、髪の毛が十分に長く太く成長しないうちに成長が止まり、すぐに抜けてしまうことで薄毛や脱毛が起こってしまいます。男性型脱毛症の治療法は非常に多くのものがあり、どれが推奨されるべきでどれがあまり必要でないのかが患者にとって不透明でしたが、そこで日本皮膚科学会が男性型脱毛症の効果的な治療方法を選定し、薄毛治療の治療方法選定の目安として男性型脱毛症診療ガイドラインを作成し、薄毛治療法の推奨度をA(行うよう強く勧められる)、B(行うよう勧められる)、C1(行うことを考慮してもよいが、十分な根拠がない)、C2(根拠がないので勧められない)、D(行わないよう勧められる)に分類しました。

 
この男性型脱毛症診療ガイドラインで推奨度A(行うよう強く勧められる)に分類されたのがプロペシアとミノキシジルで、医学的根拠(エビデンス)も十分にあり、信用できる薬です。それぞれの使い方や効果について説明すると、プロペシアはもともと前立腺肥大治療薬の有効成分であるフィナステリドが副作用として発毛・増毛効果があることから開発された内服薬で、テストステロンをDHTに変えてしまう5αリダクターゼのはたらきを防ぐ効果があり、継続して服用することで薄毛・抜け毛の進行の抑制や改善することが期待され、国内の臨床試験では三年間の使用で78%の患者が改善、20%の患者が現状維持し、合計98%以上の患者が男性型脱毛症の改善あるいは現状維持効果が見られました。一方でミノキシジルはもともと高血圧の経口薬として用いられていたものが副作用として全身の多毛症を引き起こすことから頭皮に対しての外用薬として開発された薬で、直接毛母細胞に働きかけることで毛母細胞の分裂を活性化させて成長を早め、育毛・増毛させる効果があります。プロペシアは女性の男性型脱毛症には使用が禁忌とされていますが、ミノキシジルは使用可能なのも強みです。また、この薬には外用薬だけでなく内服薬もあり、個人輸入や通販などで購入することができて発毛・増毛に非常に効果があるとされていますが、副作用の危険性が高いため、医師に相談することが必要です。

 
以上のことから概してプロペシアは脱毛防止、ミノキシジルは発毛効果がある薬と言えますが、前者が発毛因子を刺激して発毛を促し、後者が脱毛を防止するという別々の働きをするため、どちらか片方を使用するよりも併用するとよりいっそう男性型脱毛症を改善する効果が得られます。しかし、いずれも一時的な効果しかなく男性型脱毛症には完治するという概念はないため、十分な効果が得られた後も継続して使用することが必要です。

 

 

数ある男性型脱毛症の治療法の中で今最も主流であり、かつ日本皮膚学界からも強く推奨されている治療薬であるプロペシアとミノキシジルは、別々の角度から薄毛や脱毛を治療することができ、臨床試験での結果や医学的根拠(エビデンス)も認められている優れた薬ですが、どちらも効果が出るまでには時間がかかることや、副作用がでることもあるため、医師の処方の基で正しい量を使用することが男性型脱毛症を改善していくのに大切な点です。また、意志の処方箋で購入するものなので、内服するかどうかや効果あるかどうかなどを皮膚科専門医に相談し、自分で納得のいく治療を行っていくことも重要です。

男性型脱毛症は放置しているとそのまま少しずつ進んでいってしまいますが、早めに対処することでその進行を抑えることができるようになり、若々しい外見が保たれますので、改善の努力は行なっていきたいところです。以前は薄毛の悩みの解消方法としては、食事や生活習慣に気をつける、マッサージで血行を促進させる、シャンプーで清潔さを保つ、育毛ローションで髪に必要な栄養素を取り入れる、頭皮の状態を改善させるなどがありましたが、やはり自宅で行える方法では限界があり、薄毛の進行が進んでしまった場合はカツラなどでカバーする方法がよく選ばれていました。

 

 

以前は難しかった薄毛治療ですが、今は良い治療薬が登場しており、そうした医薬品を使うことでかなり症状が改善され、進行が抑えられるようになり、治療も一般の皮膚科から、メンズクリニック、専門のAGAクリニックなど多くの医療機関で行なわれるようになり、治療もより身近なものとなり、多くの人が改善を得られるようになっています。薄毛治療では様々な薬、育毛剤、サプリメントなどが利用されていますが、その中でも特に効果が高いとされている薬がフィナステリドを主成分としているプロペシアで、もともとは前立腺肥大症などの治療に利用されてきた薬ですが、薬を服用している人に髪が増える効果が見られたことから、男性の薄毛治療にも利用されるようになり、今でAGA療薬の代表的な薬となっています。フィナステリドの処方においてはAGA治療専門クリニックの銀座総合美容クリニックが人気があります。AGA専門医が薄毛の進行状況などに合わせ、濃度や服薬指導をしてくれるので、副作用などを気にすることなく安心して薄毛治療に専念できます。

 

 

薬は毎日続けていくことが大切ですが、こちらの薬の場合は1日1回飲むだけでよく続けやすいところも人気となっていますが、こうした薬は即効性があるものではなく、毛髪のサイクルが整うことも待つ必要がありますし、効果にも個人差がありますので、すぐに効果が出ないからといってもすぐにやめてしまわず、数ヶ月間は続けていく必要があります。そして、効果が現れたからといって、すぐにやめてしまうと、また元の状態に戻っていきますので、効果が出てきたら、それで治療が終わりというわけではなく、良い髪の状態をキープしていくためにもその後も長くずっと薬を利用していかなくてはいけません。それゆえに長期となると治療費も気になるところですが、薄毛治療の場合は保険適用の治療ではないために、薬の費用はやや高くなりがちですので、安く薬を購入できる医療機関を見つけておきたいですし、最近はより安く薬を購入するために通販の利用者も増えており、これは海外医薬品の個人輸入という方法で、一般的には海外医薬品の代行業者のサイトを通じての購入となりますが、国内での処方よりもさらに薬が安く購入できること、医療機関に足を運ぶ手間がなくなること、そして日本ではまだ販売されていないジェネリック的な薬が入手でき、より安く薄毛治療を続けられるなどで人気が高まっています。

 

 

プロペシアを安く購入するのえであれば、通販を利用するという方法もありますが、やはり気をつけなくてはいけないこともありますので、利用する前には個人輸入の危険性についても知っておくことが大切です。まず、個人輸入の場合は医療機関に通う手間なく自宅からインターネットを利用して薬を注文することができますが、そのかわりに医師の定期健診を受けることができませんので、薬の効果を確認したり、薬が与える体への影響を調べたり、副作用の管理が難しくなりますし、気になることがあっても医師に相談するということはできなくなります。
さらに、通販サイトも正規品を必ず置いているお店ばかりとは限らず、中には粗悪品や偽者が提供されている可能性もあり、そうした薬が届いてしまった場合も、素人では本物かどうかを判断することは難しいので、知らずに服用してしまう場合もあり、時には健康被害が起きてしまう場合もあります。そのほかで注意しなくてはいけないことは、注文したにもかかわらず、なかなか商品が届かない、問い合わせても連絡がこないという場合もありますので、こうしたサービスを利用する場合であっても正規品保証があるか、配送保証があるか、個人輸入代行業者として信頼と実績があるかをしっかり確認しておく必要があります。
プロペシアは長く続けていく必要がある薬ですので、安く変えることは大事ですが、正規品ではない薬を使ってしまい、健康被害が出てしまうことがあってはいけませんので、やはり安心して長期に薄毛治療を続けていくのであれば必ず正規品の薬が購入できる医療機関での治療が安心です。

男性の場合では、多くの方が男性特有の薄毛状態を体感してしまうことがあり、かつての古い時代では年齢的な部分を考慮して、そのまま放置してしまう方や、簡易的なかつらを利用されている方も存在していました。時代は流れて現在では薄毛状態をできるだけ改善させるための技術なども開発されている状態にあって、例えば育毛シャンプーや育毛剤の利用を継続している方も多く存在しており、インターネット上での限定品として販売されている優れたアイテムも目にすることができる状態にあります。育毛剤などの場合では、その名称通りに育毛を行うことを前提としていることもあって、既に脱毛してしまった部分に対しては大きな影響力を持たないものが一般的に流通をしていて、その結果として生活習慣などを見直すことも良い方法とされており、食生活にこだわりを持っている方や、睡眠に関してもしっかりと時間確保を行う方、洗髪時やその他の時間帯であっても、頭皮マッサージを行って、少しでも頭皮に良いとされる環境を与えることを行う方も増加しています。

 

 

現在では抜け毛の状態が継続して発生しており、男性特有とされている薄毛状態に陥ってしまった場合では、いくつかの対処方法が用意されていて、男性用の髪の毛に関するサロンなども有名なものが存在しており、頭皮ケアを行って改善することを目的としているものや、優れた技術によって開発されているかつらの装着なども注目されているものとしても知られています。そんな中、比較的新しい薄毛対策の方法としては、病院にて治療を行う方法が用意されており、現在では特に注目されている分野として認知されている傾向にあり、病院での治療に関しては詳細事項が設定されているものがあり、例えば保険外治療とされていることによって、病院を利用される場合では保険証などを必要としないことも特徴になり、多くのケースで初回にはカウンセリングを実施していることになり、同時に頭皮の状態を調査することが行われることになります。

 

 

この結果によって治療方法が異なるケースがあり、例えば自毛植毛を利用することを推奨される方も存在しているのですが、多くのケースで内服薬によって治療を進めていくことが一般的に行われています。処方される薬としては、有名なものとしてプロペシアを挙げることができ、この薬に関しては既に実績を有しているものとしても認知されており、服用方法に関しては1日に1錠で、基本的にはいつでも服用することができ、例えば食前や食後などに関係せずに一緒に飲むものとして、水や他の飲料であっても不都合が発生しないということも大きなメリットになります。プロペシアは育毛のための成分が主流とされているのですが、発毛を促進する効果を合わせ持っており、90%以上の方々が既に発毛に関しての実感を得ているものになり、薄毛状態を改善することが十分に可能な薬として活躍をしており、ハリやコシなども復元することを可能としており、実質上髪の毛の密度を濃くすることに貢献できるものとして活用されています。

 

 

プロペシアに関しては、様々な疑問や質問などが寄せられているものとしても知られており、例えば他の薬との併用に関しての項目を挙げる方も存在している状態にあって、多い傾向にあることとしては風邪薬との併用に関しても質問されることがあります。この点に関しては常に医師に相談することが必要な部分を持っているのですが、風邪薬などを代表とする多くの一般市販薬に関しては問題無く併用できるものとされており、その他の項目に関しては利用期間に関することを挙げることができます。利用期間に関しては個人差というものが大きく影響をしている状態にあって、基本的に推奨されている期間としては半年から1年程度の服用を継続させることによって、発毛を実感することが可能とされている一面がありますが、途中で服用を止めてしまった場合では、効果が無くなってしまうこともあって、できるだけ長期にわたって服用を続けることが良い方法とされています。

 

 

しかし、薬に関しては多くのケースで耐性というものが出てしまうものとしても認知されているのですが、プロペシアの場合では現状として正しい文献なども存在していないことによって、正確な判断ができない状態にあると言うこともできます。身体に大きな悪影響を与えるものとしては捉えられていないために、副作用を気にしない方の場合では問題無く利用を継続することができ、現在ではインターネット上でも輸入代行などで安く入手する方法も定着しつつあります。

20代や30代のになってから、薄毛や抜け毛といった症状が現れた場合には、そのほとんどがAGAと呼ばれる男性型脱毛症が原因となっていて、このAGAに対しての治療薬として最も使用される頻度が多い薬がプロペシアと呼ばれる薬で、一般名はフィナステリドとも呼ばれ高い発毛効果を誇っています。アメリカのメルク社が開発をして、今現在では世界の60カ国以上で認証されている薬となっていて、薄毛や抜け毛といった症状の改善をする薬としては、初めて医師の処方箋が必要な薬としても知られています。

 

 

日本国内では2001年にMSD株式会社が臨床実験を開始して2003年に厚生労働省へ承認申請、その後2005年の12月になって日本国内での販売が開始されるようになり、AGAが進行してしまっている症状に対しても有効的な薬として活用されるようになったのですが、実はこの薬、もともとは薄毛の治療薬として開発がされたものではなく、前立腺肥大症の治療薬として開発がされて、その症状の治療のために服用をしていた前立腺肥大症患者の方が、副作用として髪の毛を含めた体毛が濃くなるといった症状が現れたため薄毛などの治療にも効果があることが判明したのです。

 

 

プロペシアの有効成分となっているのがフィナステリドですが、これはAGAの原因とも言われているDHTの生成を阻害する働きがありますが、このDHTは5α還元酵素によってテストステロンに変わってしまい、毛乳頭細胞に存在する男性ホルモン受容体と結合することで、成長期にある毛に対して退行期や休止期に入ってしまうシグナルを出してしまいます。

 

 

その結果として退行期に入っている細くて弱い髪の毛の量が増加していき、さらには太くて強い髪の毛は成長する前に抜けてしまうので、全体的に頭髪の薄い状態になってしまいます。このような症状に対してプロペシアは、まずAGAの原因となっているDHTを生成するのに必要不可欠な5α-還元酵素を阻害してくれて、この働きにより成長期が長くなったり休止期に入っている毛穴からも髪の毛が生えてきて成長をしていくようになります。

 

 

そしてこの効果は非常に高いものとなっていて、日本国内の臨床実験ではプロペシアを1日1mg投与して、その後の経過を観察した結果、1年間の投与で58%、2年間の投与で68%、3年間の投与で78%もの改善効果が認められました。また現状維持をする効果に関しても高い効果を得ることができていて、1年間の投与で40%、2年間で31%、3年間で20%の現状維持効果が認められて、この改善効果と現状維持効果の2つの効果を合わせるとプロペシア1mgは98%以上の方に効果があることとなります。

 

 

ただしこの臨床実験のデータは20歳から50歳までを対象とした結果ですので、60歳以上の方に関しては、これよりも低い期待値となり、また有効率は頭頂部の著明改善は6%で前頭部で2%程度となり、あくまでも現状維持をするのに効果的な薬であることを認識しておいた方が良いでしょう。この薬は薄毛の治療薬としては初めて医師の処方箋が必要となりますので、使用をするためにはまず病院に出向いて、医師の診察を受けることから始まります。まず初めに問診票の記入をしていき、その問診票を基にして診察をして、頭皮の状態などもチェックして行きます。

 

 

それが終了すると処方され料金としては28錠を1セットとして販売していて、1セットの料金が8000円から10000円程度となり、必要なセット数だけ購入することになりますが、そもそも、どのぐらいの期間使用しなくてはいけないかというと、最低でも3か月から6か月程度は使用を続ける必要があり、個人差はありますが1年以上の期間かかる場合も少なくありませんので、1か月に10000円としても、効果が現れるまでには30000円以上はかかり、場合によってはそれ以上の費用がかかってしまうこともあります。

 

 

また副作用のような症状が現れることもありますので、しっかりと把握しておいた方が良いですが、これには初期脱毛と呼ばれるものがあり、服用を始めてから1か月から2か月程度してくると、服用前よりも抜け毛が減るどころか、抜け毛が増えていくのですが、この原因としては男性ホルモンのDHTによってヘアサイクル(毛周期)が乱されていたものを正常に戻そうとすることでDHTによって休止期に入っていた髪の毛が大量に抜け落ちてしまい、初期脱毛と呼ばれる抜け毛が多くなる現象が引き起こされてしまいますが、これは決して悪い症状ではなく、いわゆる好転反応と呼ばれる症状ですので安心してください。

男性の薄毛の大部分を占めているAGAは、思春期以降に分泌量が増加する成長ホルモンのテストステロンが5αリダクターゼにより変換されて作りだされるDHTという物資が、男性ホルモン感受性毛包の毛乳頭細胞のレセプターに結合する事により、毛母細胞の増殖を抑制する因子を誘導してしまい、通常の状態であれば数年間継続する頭髪の成長期が著しく短縮される事で薄毛が進行するという症状です。

 
日本人の場合は、20代の後半から30代にかけて発症するのが一般的で、生え際から頭頂部にかけての部分が軟毛化して短く細くなると共に、生え変わりもスムーズに行われなくなるので、40代以降にはこの部分の頭髪が完全に喪失する状態にまで進行してしまい、DHTが生産されている限りは止める事は出来ません。この症状に対しての治療法としては、現在のところ原因物質であるDHTの生産に関与している5αリダクターゼの活性を阻害する内服薬の処方が中心で、アメリカで前立腺肥大の治療薬として開発されて2005年には厚生労働省に承認されたプロペシアを用いて行われており、専門の医療機関で購入する事が出来ます。承認される前に実施された1年間に及ぶ臨床試験では、1日に1ミリグラムの投与群における頭頂部の写真判定において、軽度改善以上の効果が58パーセントにみられ、不変以上の効果は実に98パーセントという高確率で認められており、これまで行われていた頭皮に有効成分を浸透させる事により毛乳頭や毛母細胞を活性化させる育毛剤の使用等による治療と比較すると、かなりの期待が持てる状況となっています。

 

 

プロペシアは、5αリダクターゼ「1型・2型」の内の2型の活性を妨げるのですが、両方の活性を阻害するのがデュタステリドであり、さらに大きな期待が持てるという事で注目を集めています。また、1型5α還元酵素で100倍程度の阻害作用、2型5α還元酵素に対し3倍程度の阻害作用と効果自体も強力に発揮されるので、プロペシアを用いても思うように結果が得られなかったAGAの人にとっては、非常に希望が持てる内容を備えています。5αリダクターゼの酵素活性が阻害される事により、皮脂腺を活性化させて頭髪の毛周期を狂わせるDHTの生産が抑制されるので、短縮されていた成長期が通常の状態に戻り、1カ月に1センチメートル前後の成長が継続する事によって頭髪の自然回復へとつながります。デュタステリドは、日本では未だAGA治療薬として正式に承認されていませんが、美容大国として知られている韓国では既にアボダートの商品名での使用が開始されており、デュタスというジェネリックも流通しています。

 

 

ただし、アボダートはプロペシアよりも効果が大きい半面、強い副作用が生じる可能性がある事も推測されており、使用するに当たっては十分な注意が必要です。デュタステリドのみが活性を阻害する1型の5α還元酵素は皮脂腺に存在しているタイプであり、毛乳頭に存在してる2型とは違う役割を担っているので、皮脂の分泌が過剰化している様な状態にある場合は、プロペシアからアボダートに切り換える事で思う様な効果が発揮される可能性がありますが、それと共にDHTの本来の働きであるテストステロンのサポートや男性性器の形成といった部分まで阻害されるケースが起こりうるので、用量と用法を守った上での服用が必要となります。

 

 

特に、男性性器の発達が十分ではない未成年者や男児を妊娠している可能性がある女性の場合は、正常発育に悪影響を及ぼす副作用に見舞われる危険があるので、服用及び購入も禁止されています。また、アボダートは頭皮や頭髪に直接アプローチする治療薬ではないので、発毛の促進や毛根機能の修復等の効果を期待する事は出来ないので、AGAが発症してから年月が経過してしまい、無毛化した様な状態からの回復させるのは非常に困難なので、症状の進行を防止するだけではなく頭髪を回復させる事を希望している場合は、未成年の段階で使用する事は出来ませんが、AGAを自覚したらできるだけ早い段階での服用を心がけなくてはなりません。DHTにより成長サイクルが狂わされた毛根は、最終的には機能を喪失してしまうからであり、この様な段階にまで進行してしまった場合は、アボダートを服用して効果が発揮されたとしても毛母細胞の増殖により頭髪を生産する事が出来なくなってしまうからです。

プロペシアは医薬品名で、主成分として含まれているものの名前はフィナステリドと言うもので、最初からAGAを治療する目的のために開発されたものではなく、当初は前立腺肥大症を改善させるための医薬品として開発されたもので、開発を行っている途中で被験者の髪の毛に影響を与えるという副作用が報告されたために、発毛剤としての開発が行われるようになったものとなります。

 
含まれている主成分であるフィナステリドには、AGAの原因であると考えられているDHTの発生について抑制させる効果があることがわかっており、AGA治療薬として有効であることが判明しているもので、1997年にはアメリカ食品薬品局であるFDAによってAGA治療薬として認可されていて、現在では世界60か国以上で承認されている医薬品で、日本においては2005年に厚生労働省によって認可されて販売が開始されています。

 
AGAの最も大きな原因であると考えられているものが男性ホルモンで、そのうちの1種であるステトステロンは5αリダクターゼと結合することによって、AGAの症状を発症させるDHTが作られてしまうことがわかっていて、このDHTの影響によってホルモンバランスが崩れることによってAGAの症状が進行していくことがわかっており、含有されているフィナステリドはDHTが作られるきっかけになる5αリダクターゼに対して阻害する働きを持っているために、AGAの原因になるDHTが増加することを抑制させる働きがあります。

 
DHTによって短くなってしまったヘアサイクルを、通常に戻すことによって抜け毛や薄毛を予防する治療薬であるという言い方ができるもので、効果だけを考えるとAGAに対する万能薬のような印象を持ってしまいますが、このような治療薬には一定の注意点や副作用も存在しています。プロペシアを使用してAGA治療の効果を得るためには、毎日服用する必要があって、一般的な抜け毛や薄毛の症状を緩和させられるようになる効果を得るための目安としては、およそ6か月以上の服用が必要となって、その期間においては毎日1錠の服用し続けなければならず、さらに、いったん効果を得られた場合であっても、服用を止めてしまうと再びAGAが進行してしまって、抜け毛や薄毛が増えてしまう特徴があります。

 
プロペシアはAGA治療を行っている皮膚科や、専門的に診療を行っている医療クリニックなどを受診することによって、医師の診断の元で処方してもらえる医薬品となるもので、一般的な薬局やドラッグストアなどで購入できるタイプの医薬品ではなく、診療の際には自由診療に該当するもので健康保険の適用を受けることができない種類のものとなります。健康保険が適用されるかどうかの判断については厚生労働省によって決定されるものとなりますが、厚生労働省では薄毛や抜け毛の症状を加齢が原因で発症する生理現象であると捉えていますので、病気や怪我とは区別しているために健康保険の適用を受けることができないものとなっており、治療を継続して行っている間にかかる費用としては、全額自己負担となることを考慮に入れておいて治療を開始することが大切になると言えます。

 
プロペシアを服用する治療法で必要になってくる費用としては、受診する医療機関やクリニックによっても異なるものとなりますが、1か月間に必要な費用としては8000円から10000万円あたりが相場であると考えられます。稀なケースとして副作用が起こることが報告されており、代表される副作用としては性欲の減退や勃起不全、EDなどの性機能に関連した症状が主なものとなっていて、症状が発症した場合であっても日常生活に影響がないものが多く、発症率としても服用しているうちの1%から5%となっています。

 
プロペシアの効能は男性に対する男性型脱毛症のみの適用であることがわかっており、その他の脱毛症についての適応はなく、また年齢が20歳未満での有効性や安全性については確立されていませんので、年齢が20歳未満の服用は禁止されています。女性に対する適応がないことがわかっており、海外で実施されている閉経後の女性が発症している男性型脱毛症の12か月間のブラセボ対照盲検比較試験において、フィナステリドの有効性は確認されておらず、48週間の二重盲検比較試験では、安全性評価対象のうちの4%に副作用が認められており、主な症状としてはリビドー減退や勃起機能不全などとなっています。

 
重大な症状としては肝機能障害が現れる場合があるので、服用を開始してから観察をしっかりと行って異常が発生したときには服用を中止する必要があります。その他の症状としては、生殖器睾丸痛や男性不妊症、精液の質の低下、射精障害などの症状を発症する場合があります。

男性型脱毛、AGAの治療薬として使用されているプロペシア(成分名フィナステリド)は、アメリカにおいて前立腺肥大症の薬として開発され、男性ホルモンの働きに影響を与えることから、服用した前立腺肥大症の薄毛の男性に頭髪の改善が見られたことにより、日本でも2005年にAGAの治療薬として承認されました。1日1回の服用を続けることで抜け毛を抑えたり進行を遅らせたり、髪の毛を増やし発毛した状態を維持するなどの効果が得られたり、と脱毛症の改善効果が期待できる薬で、医師の処方箋のもと出される医薬品なのですが、服用においてはいくつかの使用上の注意点があげられます。

 

 

もともと、前立腺肥大症の治療薬として開発されたものなので、男性ホルモンの働きを弱めるなど、ホルモンにとても影響を与えることから、プロペシアの使用は男性に限られていて、女性はそもそも男性ホルモンが少ないので服用しても効果が見られず、また特に妊娠中の女性においては、胎児が男の子である場合には生殖器の発達形成に異常を起こしてしまうおそれがあると、アメリカの政府機関が公表したことなどから、女性は服用禁止となっています。薬自体は、中に成分をコーティングしているので、通常の取り扱い方においてはその中身に触れることはありませんが、砕けたり割れたりした場合、それが妊娠中か妊娠の可能性がある女性の口から体内に入ってしまったり、皮膚に付着してそこから体内に吸収されてしまったりした時にでも、胎児の生殖器の発達に影響を及ぼすおそれがありますので、錠剤を割らない注意が必要です。

 

 

そしてプロペシアの服用中は献血は禁止となっており、日本の献血の基準として記載されていることは、プロペシアは服用を中止すると1か月たてば成分のフィナステリドが体内からなくなりますので、この薬を服用している人は、1か月は期間を空けることとし、その1か月間は献血ができないとなっています。これは、妊婦や成長段階にある幼い男児などに対して、主成分のフィナステリドが入った血液が輸血されるのを防ぐためであり、輸血を通して胎児や男児に薬の影響を与え、男性機能の発達に異常をきたしてしまうことを避けるためです。また、前立腺がんの検診を受ける際には、薬の服用中はその成分が影響を与え、前立腺がん数値、PSA値を約50%低下させてしまうため、医師へ事前に服用していることを報告し、PSA値を2倍にして考えてもらうことが必要です。

 

 

また、男性でも20歳未満の使用においてはその安全性と有効性ははっきりとしておらず、ホルモンのバランスがまだ安定していない未成年は、体の成長期である大切な時期にこの薬を服用することで、ホルモンバランスが大きく乱れてしまい、精子の減少、生殖器の発達や性欲減退などの男性機能の成長にも影響を与える可能性があることから、未成年は服用禁止とされています。薬の服用の仕方は、主成分であるフィナステリドが24時間ほどで体内から少しずつなくなっていくので、体内での薬の濃度を保つために、毎日1日1回決まった時間に服用することが大切で、この薬は1日1mgが上限とされているのですが、症状に合わせて0.2mgの薬が処方されることもあり、たくさん飲めば効果も上がるだろうと0.2mgのものをいくつかまとめて飲んだり、1回分飲み忘れてしまったからと次に2回分をまとめて飲んだりすると、体内の濃度が高くなってしまい、1mg以上の服用の安全性は確認されていないので処方された量を守ることです。また、いつ飲まなければいけないという決まりはないので、薬を飲むことをうっかり忘れてしまわないよう習慣化するためにも、食事時や就寝前など自分で時間を決めて、お茶やコーヒーなどではなく水で服用するようにすると、効果を下げてしまう心配はありません。

 

 

人により効果が得られるまで期間は様々で、3か月の連続服用により効果が見られる場合もありますが、通常は6か月連続の服用が必要で、効果が徐々にあらわれるようになったことで、途中で薬の服用を中止するとその効果は薄れていき、AGAの症状が再びあらわれ進行していくので、効果を持続させるためには薬も継続的に飲み続けることが大切です。この薬は、男性におけるAGA、男性型脱毛症のみの適用で、円形脱毛症や抗がん剤投与による脱毛症など、AGA以外の適用無しとなっており、これはつまり、プロペシアが男性ホルモンが原因であるAGAのための治療薬であり、それに対して円形脱毛症はストレスなどが原因であり、男性ホルモンが原因ではないからで、また、抗がん剤投与における脱毛症も同じことが言えるので、服用しても効果が得られることはないからです。

 

このように、使用上の注意はいくつかありますが、使い方さえ間違わずに服用すればAGAで悩む成人男性には、その悩みを解消できるものです。

男性の大きな悩みの一つとなるのが薄毛で昔は中年以降の方がなるものだと考えられがちでしたが、現在では20代の若い男性でも薄毛に悩んでいる方は少なくなく、おでこのほうから薄くなってくるM字タイプのものと頭頂部の辺りから薄くなってくるO型タイプのものがあります。男性の薄毛の原因はストレスや生活習慣などの他にも遺伝や男性ホルモンがあるといわれていて、O型タイプの薄毛の原因は主に血行不良だと考えられており、頭皮が赤っぽくなっているので血行が悪いとすぐにわかりますし、血行がよい人の頭皮は青白っぽい色をしているのです。

 

 

血行不良になっていると髪を作っている毛母細胞に酸素や栄養が行き届きにくくなってしまい、新陳代謝が悪くなって毛周期が乱れて薄毛になってしまいます。M字型の薄毛は主に遺伝だと考えられていて遺伝体質の場合薄毛になりやすく、これにはテストステロンという男性ホルモンが関係しているのですが、このホルモンそのものではなく、テストステロンに5αリダクターゼという因子がくっついてしまうことによってジヒドロテストステロンというホルモンに変化してしまうことが原因で発毛を阻害してしまうのです。

 

 

男性の薄毛治療ではとても効果があるといわれているのがプロペシアで一般的にはフィナステリドという名前で知られており、米国のメルク社が開発したのですが、これは世界で初めて医師が処方することができるAGA治療薬で1日1回内服することによって改善効果が認められます。日本では2001年からMSDの臨床試験が行なわれ、2年後の2003年に厚生労働省へ承認申請をして2005年12月から国内で発売開始されるようになっていて現在発売されているのは0.2mg錠と1.0mg錠で、円形のピンクに近い色をしており、扱っているかどうかはそのクリニックに聞いてみなければわかりませんが、大きなものですと90錠入っているボトルのものがあったり、14錠入りや28錠入りのシートなどがあります。2015年4月からは厚労省によって許可を得たファイザー株式会社からジェネリック薬の販売を始めることになっていて有効成分はフィナステリド、北米にあるテキサス州からメキシコにかけて自生しているノコギリヤシという植物に含まれている薬効成分を研究して作った化学合成品です。

 

 

プロペシアの効果は薄毛の原因であるジヒドロテストステロンを作るのに必要な5α-還元酵素を阻害するので、髪にコシが出てきて毛髪も育っていくのですが、国内で行なわれている臨床試験ではプロペシア1mgの服用を1年間して58%、2年間で68%、3年間にもなると78%の改善が見られることがわかっており、改善効果や現状維持をしている効果をあわせて考えるとなんと98%以上の方に効果が出ているのです。ただしこの結果での対象は20歳以上50歳以下の健康で脱毛の症状度も中度くらいの方々ということなので、それ以上の年齢つまり50代や60代になるとこの効果の確率はやはり下がってしまうということは承知しておかなければいけませんし、効果を実感するまではおよそ6か月ほどは飲み続けなければいけません。

 

 

薄毛が改善させられる確率は頭頂部で6%、前頭部になると2%ほどでほとんどの方にとっては薬の服用は現状維持をするためのものだと考えておくのが良いですし、プロペシアの処方までは問診を受けるなどしてもわずか15分から20分程度なのであっという間ですが、覚えておかなくてはいけないのはこの処方を受ける時は健康保険の適用外になってしまうので全部実費になるということです。副作用についてはそれほど心配はしなくても大丈夫ですが、一部の方にED症状や性欲減退などの症状が出ており、EDは0.7%、性欲減退は1.1%の確率、また全身の倦怠感など肝機能障害が起きてしまう場合もありますので、もしそういう症状が出てきたらすぐに服用をやめて医師の診療を受けたほうがいいです。

 

 

女性の方、特に妊娠中の方はこの薬に触れないようにしたほうがいいといわれており、その理由はプロペシアが体内に吸収されてしまって、もし男児を妊娠していた場合、その胎児の男性器の成長に異常が起きてしまう可能性があるからです。服用をしていなくても肌に触れた時にそこから吸収してしまうことがありますので、妊婦さんがいる場所で薬をカットすることもなるべくやめておきましょう。